メンテ８２　シート生地の張替え
６７，８７３ｋｍ（２００８年０５月２５日）

そろそろ梅雨の足音が聞こえる５月末、雨が降るとシートの破れから内部に水が入り「雨上がりに乗るとお尻が濡れて冷たい」と言う状況が発生します。そこで、ビニールレザーを購入し、シート生地の張替えの練習をしました。

　シート張替えを専門のお店に頼むと1万円前後、こんな古いバイクの交換用のシート地（社外のシート生地）なんて無い。当然、純正品も無いと思います。ここまで条件が揃えば、進む方向はただ一つ、格安でＤＩＹ！自分でやるしか有りません。

ところで、なぜ「練習」かと言うと、シート前部がえぐられた形状で、どうやって張れば良いのか不明です。また、入手した生地は前後方向しか伸びが無く、本当にこれで出来るのか不安が有ったからです。また、シート生地も本当は純正をイメージして濃い青が欲しかったのですが、近所のホームセンターでは黒のビニールレザーしか入手できませんでした。

従って、古いシート生地はそのままで、上にビニールレザーを重ね張りして見ました。

　（写真左：破れ汚いガムテープ補修のシート　　写真右：シート前部はかなり重症）



まず、古いシート生地はそのままでシートの防水対策として大きなポリ袋を使ってシートを包み仮止めしました。これでシートスポンジ内への水の浸入は防げるはずです。
　(写真左：オリジナルのシート生地ごと防水処理　　写真右：ビニールを数箇所の仮止め）


次に、黒のビニールレザーに張りを与えながら　シートベースにタッカーで止めていきます。
形状の簡単なシート後部からやったら、前部のえぐられた部分でシートが伸びずに上手く止められませんでした。やっぱり練習と言う事にして良かった、ホッ。

　（写真左：生地を張りながらシート台座にタッカーで固定　　写真右：張り上がったシート）


古いシートの上から重ねて、シートベースにタッカーで止めたのですが、旧シートの厚みがありしっかり止まっていない部分もあります。従って、ガムテープで補強（うーん、かなりいい加減でカッコ悪いです）、さらに、前部のタンクにあたる部分もガムテープでタッカーの針がタンクに触れないように保護し完成。
　（写真左：シート前部をガムテープで補強と保護　　写真右：バイクに取付けた状態）


ちなみに、貧乏精神旺盛な為、毎度毎度のお約束、、、、するつもりは無いのですがトラブル発生。
まず最初に１００円ショップで２００円タッカー、文房具屋で１４０円の針を買いました。が、試しにシートの台座に打ち込むとタッカーのパワー不足と針の剛性不足でした。なんと、シートのベースにまったく打ち込む事が出来ません。
仕方なく、ホームセンターで物色すると、６，０００円と７８０円の物がありました。当然、高いのは意地でも買えません（笑）、、、財布も拒否してます（笑）ので７８０円の物と、針も少し丈夫そうな物を購入しました。家に帰り、２００円タッカーと比べると、見た目は同じで不安でした。が、テストすると何とか打ち込めました。
　（写真左：２００円のタッカー　　　写真右：７８０円のタッカー）


１００円ショップの２００円タッカーは針が駄目なのかと思い、丈夫な針でトライしても駄目、７８０円タッカーに１４０円の針でも駄目。そう、、初回の買い物は両方駄目、完全な「安物買いの銭失い」でした。

さて、見た目は非常にきれいになりました。数日間（１２０ｋｍ位）乗ってみて、特に問題は有りません。とりあえず、もう少し様子を見て良い感じであれば、次は濃い青のシート生地を通販で買って、古いシート生地を外して本格的な補修を実施しようと思います。　
次は「張り替え」だけでなく「あんこ盛り」による　すわり心地の改善にも挑戦したいと思います。

　シート生地：　７００円
　ビニール　：　１９８円
　タッカー 　 ：　７８０円
　タッカー針 ：　２００円

　合計　　　　：１，８７８円
（但し、使えなかったタッカー２００円、針１４０円は含まず）