きまぐれ日記
  2004年08月08日(日)

胃の内視鏡は苦しいぞ!


 実は、会社の健康診断で、「胃壁にバリウム班が有る」と2次検査(内視鏡)受診となっていました。
「ガーン、癌だったらイヤだなー!」状態、今まで現実逃避していました。が、8月4日(水)は運命の日、もう現実逃避できません。

 検査予約に合わせて9時過ぎに病院に到着。受付、採血を済ませると、すぐに恐怖のファイバースコープが鎮座する診察室へ!
「おーい、心の準備ってのは出来ないのか!」

 「今まで内視鏡検査を受けた事がありますか?」
 「はい、5、6年前が最後で、2回ほど。」
 「その時、検査時に体調が悪くなるなど、問題はありましたか?」
 「いいえ、特には」

という会話の後に 早速、喉を麻痺させる水飴のような薬を渡される。これが効いてないと入れる時に苦しい!必死に喉に滞留させる。我慢できないほど気持ち悪くなり、最後は飲み込む。
「おえーっ!(涙目)」

 少しすると先生の登場(明るい女医さん)。
肩に「胃の動き、胃液と唾液分泌を止める、精神安定剤など」色々と入っていると思われる注射を打たれる。1次検診のX線写真で簡単に説明を受け、何か腫瘍が有る場合に、検査用の細胞を取る旨、誓約書にサイン。 
「ひぇー、誓約書もあるんかい!」

 ベットに横になり、喉に麻酔スプレーをシュッと3回、「うげーっ、不味い」。マウスピースを装着させられて、いよいよ内視鏡の登場。数回目のトライで「するっ」と入りました。「軽く、おえーっ」となり「瞳ウルウル状態」で第1関門クリア。「この先生、中々上手いじゃん!」と思いながら、自分の体内が映し出されるモニターを見つめる。
「おー、久しぶりの体内Live映像!」

 最初は、ざっと見ながら一番奥地の十二指腸まで内視鏡を入れる。先生のコントローラー部がすぐ顔の前まで来ており、かなり長く入ってる。さすがに、十二指腸の部分まで入ると苦しい、内視鏡先端をぐるぐる動かすと鈍く痛いッス。先生が「力を抜いて、リラックスして下さい」「十二指腸はもう少しですからね、頑張ってください。」「十二指腸は問題無いですね。」と有りがたきお言葉。
「よっしゃー、ラッキー!」

 次は胃の下の方、少し楽になる。奥まで入れる時に途中で、「白い斑点があったなー」と思ってると、内視鏡もそこを襲撃!「良く見てるじゃん、先生」「癌保険、安心2口コースに入っていてよかった!」。しばらく凝視、胃液を吸い取り、水で洗浄すると斑点は流れた!
「フーッ、助かった、良かった!」

しかし、5,6年前の記憶に比べると「胃の粘膜が非常に汚いなー」と思いながらモニターを見てると、先生が「胃が荒れてますね!」。後は、順番に、胃の中部、上部と食道を見ながら抜いていきます。モニターを見て、怪しい所で内視鏡が止まるのが判ります。そこでは見る角度を変えたり、空気を入れたり、水を流したり、胃液を吸い出したり、多機能な内視鏡を巧みに操ってます

先生の「食道にも炎症がありますね」「後は食道を見て、もう少しで終わりです」。少しすると「ハイ、終わりです」「息を大きく吸って、止めてください」と言う声。息を止めると内視鏡が抜けました。
「唾液は吐き出してください!喉が麻痺してるのでむせます、飲まないで下さい」と言う指示に従い、「ぺっ、ぺっ」と出す。
「フー、生き返る。」

 さすがに、内視鏡が入ってる時間をチェックする余裕は無かったです。多分、10分くらいではないかと思います。イヤ、苦しいから長く感じただけで、もっと短いのかな?それとも、映像に集中してたのでもっと長いのか??

 検査後、写真を見ながら先生の説明を聞きました。
「悪性と思われる物は無いです、良かったですね。但し、年齢の割に粘膜萎縮が酷いです。」
「胃炎に近い状態の所が何箇所もあります。」
「胃の入り口、食道に胃酸の逆流が原因と思われる炎症があります。」
「自律神経の状態、ストレスが原因の場合も多いので、日頃からリラックスして下さい。」
「胃の状態は良くないので、少しでもおかしいと思ったら、再度、検査を受けてください。」
と言う事でした。ハイと頷きながら、心中では
「当分は、内視鏡は遠慮します!」

受付に検査表などを提出する前に、自分で中身を確認しました。検査表に書かれている結果は、

 ・レントゲンのバリウム班は胃の粘膜萎縮の凹凸が原因と思われる。
 ・胃体の胃壁に凹凸が多い。
 ・胃体の粘膜萎縮:経過観察
 ・胃の粘膜炎症:経過観察
 ・食道に胃酸逆流の炎症あり:経過観察

と言うような事が書いてありました。

 受付に書類(結果など)を提出、完了。車に戻ったのは10時半過ぎでした。喉の麻酔や注射の影響かボーッとしていたので、車で15分ほど休息。帰りに電気屋へ寄り(電気屋でPC部品を物色)、更にコンビニでミネラルウオーターを買い少しずつ飲みながら帰宅。12時過ぎでした。

 今日、会社は1日有休。動きたくないが、せっかくの休みです。午後はイプサムの部品調達(バイクで走り回り)とメンテをしました。しかしながら、あまりの暑さに夕方にはダウンしました。(胃カメラは体力を消耗するのでしょうか?)

 とりあえず、今回は「経過観察」で良かった。でも、萎縮した粘膜はガン発生の温床だそうで、気を付けなくちゃ。まあ、今はOK!良しとしよう。
「こんな状態だと、また来年も胃カメラだー」