メンテ４７ 超格安バッテリーのテスト
４８，３５０ｋｍ（２００４年０４月１５日）
＜バッテリーの寿命と価格＞
最近、バッテリーが怪しかった。ついに３月２７日（土）、セルでエンジン始動が出来なくなりました。押し掛けだとすぐに掛かり、エンジンが掛かっていれば電気系は問題無し。走ると少し充電されますが、セルは1〜２秒しか回りません。２年前に中古で買った時から付いてるバッテリーで、３回バッテリーを上げてます。そのうち１回は完全放電、もう寿命のようです。
近所のディスカウント店でＧＳ製ＧＴＸ９−ＢＳが８，８００円、ＪＨ（ジョイフル本田）でも確か古河製が７，８００円位だったと記憶してます。ネットでチェックしたのですが、中国製などの安い物でも送料などを入れると４，５００円前後。「予期せぬ出費は痛いなー」と言う事で、色々と作戦を考えました。
＜チャレンジ出来るかな？＞
色々と調べていて、気になったのが、秋葉の秋月電子で売っている、同容量（１２Ｖ８ＡＨｒ）の中国製の完全密閉型鉛蓄電池、Ｌｏｎｇ製ＷＰ８−１２。サイズは標準より少し小さい程度。価格は店頭で買えば２，７００円、代引き送料（1，１００円）を合わせても３,７００円と安価。
電圧などの仕様を見ると使えそうです。ネットで３例ほどバイクに使っているＨＰを見つけました。
簡単な仕様は以下のような感じです。
・１２Ｖ８ＡＨ（２０時間レート）
・放電時の温度 −１５℃〜５０℃
・充電時の温度 ０℃〜５０℃
・充電時の電圧 １４．４〜１５．０Ｖ 最大充電電流２．３Ａ
・通常の待機時電圧 １３．５〜１３．８Ｖ
・寿命は５０％放電からの充電５５０回、８０％放電から３５０回以上 待機状態で３〜５年の寿命
ＣＢＲの仕様から、フル充電時のバッテリー電圧１３．０〜１３．２Ｖ、充電電圧時は１４．0〜１５．０Ｖ、０．９Ａです。
違いは、端子の位置と形状（ファスト端子）ですが、それはなんとかなるでしょう。問題と考えられるのは始動時に必要な電流（大きいと思う）を放電できるか。あと、対環境性能、冷間時の温度特性（始動性）、高温時の耐性かなと思います。
＜買っちゃった＞
３月３０日（火）に午後半休を取って、私用で東京に行き、タイヤ交換をしました。実は、その後、秋葉の秋月電子にも寄って「これ（下の写真）」を買ってしまいました。店頭で２，７００円（税込）。あまりの安さに６００円のアナログテスターも買っちゃいました。
さらに勢いに乗り、帰り道（雨の中）、ＪＨで５.５ｓｑの耐電圧性の高そうなコード（赤、黒を各５０ｃｍ）とファスト端子（オスメス各１０ケパック）も購入しました。
＜工作、取り付けテスト＞
まずは買ってきたファスト端子に５.５ｓｑのコードを取り付けて変換コードを作ります。でも、２ｓｑコード用の端子なので、５.５ｓｑの芯線の半分くらいをカシメ、残りの線は端子のビニールを外して外側に巻いてハンダ付けしました。初回のテストはこれでやりました。
本番用には念のために、もう一本、コードをハンダで追加、２本のコードがバラバラにならないように固定、反対に１０ｓｑ用の丸端子を取り付けて完成。（写真はこれです）
バッテリーはバッテリーケースに収納。但し、バッテリーの厚みが薄いので、ゴムシートを入れて動かないようするために購入済です。端子の位置と形状が違うので、「変換・延長コード」のファスト端子側をバッテリーに取り付け、そこに従来のコードを接続します。
初回テストの実機始動の確認、とりあえずＯＫ。セルが旧バテッリーより元気、良かった！ついでに、新旧のバッテリーの電圧を比較しました。
左が旧バテッリー（上から、キーＯＮ１２．５Ｖ、セル回転１０Ｖ、エンジン始動１４Ｖ）
右が新バテッリー（上から、キーＯＮ１２．５Ｖ、セル回転１１Ｖ、エンジン始動１４Ｖ）
時間切れで延長コードと従来の端子との接続部の十分な絶縁が出来なかったので、今は旧バッテリーで乗ってます。気温が上がり、何とかセルで始動できてます。
今度時間が出来たら新バッテリーに交換して、一週間ほど通勤に使ってみてます。問題が出なければ、ファスト端子部（バッテリー側）もハンダ付けして、絶縁の為に端子の上部半分にシリコンをつけて外部と接触しない様にしようと思います。
＜最後に＞
これは、貧乏な管理人が予定外の出費を押さえる目的で実施した「実験」です（笑）。真似しない方が良いと思います！
レギュレータや電気系を壊したり、最悪の場合、バッテリーが爆発すると、車体のみならず、人体に悪影響（怪我など）が出ることも考えられます！（考えらますよね？？？？）
もしも、実行される場合は自己責任でお願いします。
費用 バッテリー２，７００円
コード ９０円
端子 ３８０円
テスター ６００円
